【レビュー】Anker Nebula Capsule II(モバイルプロジェクター)
ANKERのモバイルプロジェクター
ここ数年でモバイルプロジェクターの小型化が進み、画質もそこそこ良いものになってきていた。
もう1年以上前の話ですが、ネットショップのキャンペーンで安くなっていたところで購入しました。
サイズ、外観
- 大きさは350ml缶と500ml缶の中間といった感じ。
- 重量は結構あって(740g)、手に持つとかなりずっしりくる。
- 円柱状で取っ手などはなく、片手での持ち運びはちょっと危ないかもしれない。
- レンズがむき出しでキャップもシャッターもないのはマイナス。モバイルを謳うならレンズ保護はやって欲しかった。
- 付属品にケースはない。純正のケースが販売されているほか、サードパーティからもケースが出ている。(自分は結局純正ケースを買いました。)
設置
- 底に三脚用のネジ穴があり、三脚で固定すると使いやすい、というか三脚必須。
- ただし、天井に投影したい場合、本体の重みでズレていったり、バランスが悪くなって三脚が転倒する恐れがある。
- 自分はカメラ用品のL型ブラケットというものを購入して天井投影時は三脚とプロジェクターの間に噛ませてます。
操作性
- OSはAndroid TV。付属のリモコン、本体のボタン、またはスマホ用アプリでbluetooth接続しての操作。慣れればこんなものかという感じ。レスポンスはややラグあり。
- IFは基本的に十字キーと決定/戻るボタンでの操作となり、文字入力以外はまあ割り切れる。
- 問題はスマホアプリで、文字入力もリモコンと同様に十字キーでカーソルを動かしてスクリーン上の文字を選択する必要がある。(例えばApple TVではiPhoneにキーボードが表示され、入力が容易となっている。)
機能
- Google PlayでAndroidTV用アプリを購入、インストールできる。
- 主要な動画配信サービスのアプリや動画再生アプリはインストールできると思うので、問題ないかと思う。
- 大人の事情で?iPhoneやiPadの画面を映し出すAirPlayやNetflixは通常のAndroidアプリとは別のところからインストール必要がある。
画質
- 最大100インチの大画面で楽しめる。フルHDではないけれど、そこそこ綺麗に映る。
- 映画や、DAZNでサッカーを見るぶんには全く問題ない。
- 明るさが200ルーメンなので、部屋を真っ暗とは言わずとも、かなり暗めにしないと難しい。
- オートフォーカス機能があり、起動後の調整は楽。
- 歪み補正は縦方向のみある。横方向はできない。
音質
- 繊細ではないけれど、しっかり鳴ってくれる。
- スピーカーが全方位ではなく背面向きだけっぽい。
- bluetooth接続によってモバイルスピーカーとして利用することはできる。
- ただし、逆にプロジェクターからの外部出力は有線のみ。そこはbluetooth接続して欲しかった。
バッテリー
- 映画1本、サッカー1試合くらいは余裕。
- USB-Cで給電しながら利用できるので、家の中は問題ないかな。
まとめ
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プロジェクターの入門としてはとても良いのではないかと思う。
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これ以上ランプが暗いと(入門機という割り切りをしたとしても)満足度が低くなってしまいそうでこの辺りが最低ラインと思う。(使い方が絞り切れてるなら別だけど)
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TVの代わりに付けっ放しにする、というような運用を想定している場合は不向きだと思う。もっといいもの買ったほうがいい。
- スマホアプリの操作性だけはク●。