【レビュー】Nikon D500(デジタル一眼レフカメラ)【京都サンガ J1昇格記念】
時々ガジェットレビューも書いてる弊ブログ。
ミラーレス一眼全盛の世ではございますが、
京都サンガF.C.のJ1昇格記念ということで、
我が愛機Nikon D500のレビューをしたためました。
なぜ昇格記念でカメラのレビュー?
超個人的な話です。
僕が最初デジタル一眼レフカメラ(デジイチ)を最初に買ったのが2007年で、
ちょうど長男が生まれた後、二男が産まれる前でした。
その後、子供のいる生活が落ち着いてきた2009年頃からカメラ片手にサンガの試合観戦を再開するようになりました。
で、当時はデジイチ戦国時代で、どんどん新しいカメラが出てきて、性能も向上していったので、
そのうち新しいデジイチが欲しくなったのですが、
半分願掛けのつもりで
サンガが昇格したら新しいのを買おう
と思ってました。
・・・思ってました・・・
・・・が、これがなかなか昇格してくれない(苦笑)
そして選手がどんどん入れ替わっていく(涙)
そんなところに2016年頭に発表されたのがNikon D500でした。
当時夜勤続きで正常な判断ができなくなっていて、かつ残業代ウハウハだった僕は、一つの結論に達しました。
「今(サンガに)いる選手は今しか撮れない」
よし、買おう。
そして当時夜勤続きだった僕は、夜勤明けにそのままヨドバシカメラに直行し、D500を購入したのでした・・・
グフフフフフフフフフフフフ
— ヨウヘイ(YOHEI) (@banzaimac) 2016年4月28日
フハハハハハハハハハハハハ
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ pic.twitter.com/0FbeeQZvKI
そんなこんなでここ5年はD500片手に観戦することも多かったわけですが、
今シーズン、ようやく京都サンガF.C.がJ1昇格を果たしたことにより、
5年前に昇格を待たずにこのカメラを買ったことが、
ようやく僕の中で許されたのです。(大げさ)
そんなわけで、もう5年も前のモデルなので今更ですけど、記念にレビューを書いておこうと思います。
ちなみに、今カメラを買おうか悩んでいる方にお伝えしたいことは、
「同じシャッターチャンスは2度と来ない」
ということです。
それと
「欲しい時が買い時」
ということも合わせてお伝えいたします。
外観、サイズ
- ミラーレス一眼に比べると、やや古臭い保守的だけど無骨なデザイン。しかしカッコいい。
- でかい。エントリークラスとは違う。
- 絶対重量はさすがにちょっと重い(後述するが撮影時そこまで辛くはない)
画質
- 当時トップレベルの画質、ダイナミックレンジ(明るいところや暗いところがつぶれにくい)、高感度耐性(暗いところでもよく映る)。
- もちろんフルサイズのカメラにはかなわないが。
- 今(2021年)だとまあさすがに最新モデルには及ばないかなぁ。
- 絵作りはまあNikonらしいちょっと落ち着いた感じ。
- 昔のNikonは人肌が苦手、という話もあったけれど、そんな感じはしない。
- 画素数(2088万画素)は必要十分だけど、もう少し(2400万画素くらい)あればよかったかなぁ。
機能
- やはりこの機種を語るうえで外せないのはフラッグシップ機譲りのオートフォーカス(AF)の機能と精度。がっちりピントを合わせてくれる。
- 発売後5年経った現在でもAPS-Cのデジイチ最強クラス、特に動体(スポーツとか鳥とか乗り物とか)撮影最強モデルだと思う。
- 高速連写(10コマ/1秒)やフォーカスポイント153点、シャッターの耐性は20万ショットと、まあ、ぶっちゃけAPS-Cのプロ機ですよね。
- 残念ながら最近では当たり前の瞳認識(人間や動物の瞳にピントを合わせる)はない。
- ミラーレス一眼では標準装備のライブビュー(液晶モニタに表示しながらの撮影)も実装しているけれど、これは正直ちょっとぎこちないですね・・・
- 細かいところで言えばフリッカー軽減とかも便利です。
- 記録媒体はXQD(CFExpress)とSDのWスロット。XQD(CFExpress)は値段が高いけど、記録が速く、目詰まり(データ保存のための撮影待ち)がほとんど起きない。
- bluetoothを使ったスマホへのデータ転送が可能で、撮った写真をすぐスマホに転送してSNSにアップする、といったことが簡単にできるのが便利。
操作性
- 右手のグリップ形状がよくできてて持ちやすい。重いけれど手には馴染む。
- 左肩のダイヤル+ボタンの組み合わせはすこーし不便に思う時もある。
- メニュー画面は設定の組み合わせをカスタマイズして保存しておくこともできる(自分はスポーツ、スナップ、ポートレートで設定)ので非常に便利。
- チルトモニターはライブビュー撮影の時は便利。(個人的には出番は少ないけど)
- ミラーレス機が主流になると、デジイチのシャッター音はうるさく感じるかも
バッテリー
- 思ってたより減るかなぁ、という印象。
- 特にBluetoothをONにしてると消耗が結構早い、のはしかたがないところかも。
- とはいえ、ミラーレスよりはずっとマシですし、普通の使い方だったら1日は余裕。
- 僕の場合、予備バッテリーを1つ用意しているし、バッテリーグリップを付けることもある。
耐久性
- 土砂降りでは怖くて使ってないけれど、小雨程度はへっちゃらだし、プロ機譲りの堅牢性を誇っている。(濡れたら使用後にちゃんと拭いて乾燥は必要ですけどね)
総評
- スポーツや乗り物といった動体撮影をするには理想的なカメラだと思う。
- ただし、今(2021年12月時点)このカメラを他の方におすすめできるか、と言われると、最新の機種に対して、瞳AFや充実した動画撮影機能など、見劣りしてしまう機能もあるし、Nikonもミラーレス機(Zシリーズ)にシフトしようとしているので、素直に「はい」とは言いにくい。
- もしFマウントのレンズがあって、もうちょっと動体撮影が得意なカメラを、というのであれば手に取ってみて欲しい、と思う。(程度の良い中古を探すとかもありかと)
- あと、デジイチ・ミラーレスカメラは、カメラだけでなく、レンズの投資も大事、というのもあるのでカメラの世界は奥が深い(沼だよ)
- 正直良いレンズがあれば今時のカメラなら十分良い写真が撮れます。
- お金がある人には問答無用でNikon Z 9をお勧めします。
僕自身はもともと写真が好きなので思い切った投資をしたけれど、
写真はレンズも大事だし、
腕とセンスで結構なんとかなるし、
今だったらこの機種にこだわることもないかと思いますが、
本当に良いカメラだということはお伝えしておきたいです。
さて、私はこの冬から次のデジカメ貯金を始めます。道は長いぞ・・・